WordPressにSEOプラグインを2つ入れると起こる問題【Yoast×AIOSEOで重複】

SEOプラグインが重複して競合するイメージ 記事一覧

WordPressのSEO対策をしていて、ふと自分のサイトのソースを確認したところ、構造化データ(schema)が2つ出力されていたことに気づきました。原因は、SEOプラグインを2つ同時に有効化していたことでした。

「SEOに良さそうだから」と複数入れるのは逆効果です。この記事では、二重起動の見つけ方・どちらを残すか・停止したときにハマった罠までを、実際に直した手順で解説します。

結論:SEOプラグインは1サイトに1つが鉄則
先に結論です。YoastとAll in One SEO(AIOSEO)のようなSEOプラグインは、1つだけ有効にしてください。2つ入れると、以下が二重・矛盾して出力されます。

構造化データ(JSON-LD / schema) … 検索エンジンにページ内容を伝えるデータ
canonicalタグ … 「このページの正規URLはこれ」という宣言
メタディスクリプション・OGP … 検索結果やSNS共有時の説明
これらが2つ出ると、Googleは「どっちが正しいの?」と混乱します。SEOを良くするつもりが、むしろ評価を下げかねない状態です。

二重起動を見つける方法
厄介なのは、管理画面を見ても気づきにくいことです。私が気づいたのは、公開ページのソースを見たときでした。以下のポイントを確認すると分かります。

1. meta generator タグを見る
ページのソースに、こんな行があるかを探します。


これがあれば AIOSEO が動いています。一方で、ソース内に というコメントもあれば、Yoast も同時に動いている証拠です。

2. 構造化データ(JSON-LD)の数を数える
これが一番はっきりします。ブラウザの検証ツール(F12)のコンソールで、次を実行します。

document.querySelectorAll(‘script[type=”application/ld+json”]’).length
返ってきた数が 2 以上なら、schema が重複しています。1つのSEOプラグインなら通常1つです。私の場合は 2 が返り、@graph ブロックが2本出ていました。これが決定的な証拠でした。

3. canonicalタグの数を数える
document.querySelectorAll(‘link[rel=”canonical”]’).length
これも 1つが正常です。2つ以上なら、プラグイン同士(またはテーマとプラグイン)が重複して出力しています。

どちらのプラグインを残すか
YoastとAIOSEOは実力に大きな差はありません。だから選ぶ基準は「今すでに動いている仕組みを壊さないこと」です。私は次の理由でYoastを残し、AIOSEOを停止しました。

サイトマップの継続性:Google Search Consoleに送信済みのサイトマップ(sitemap_index.xml)がYoast製だった。Yoastを消すとこのURLが消え、Search Console側がエラーになる
日本語情報の多さ:Yoastは解説記事が多く、困ったとき調べやすい
SEOプラグインの基本的な役割については「WordPressで記事を書くときのSEO基本ルール」もあわせてどうぞ。

停止の手順(マルチサイトの場合の注意)
通常は「プラグイン → インストール済みプラグイン → 該当プラグインの停止」で終わりです。ところが私の環境では、「停止」リンクが表示されませんでした。

原因はマルチサイト(ネットワーク)構成でした。各プラグインの下に「サイトネットワークで有効」と表示されている場合、それはネットワーク全体で有効化されており、個別サイトの画面からは停止できません。この場合はネットワーク管理画面から停止します。

管理バーの左上「参加サイト」→「ネットワーク管理」→「プラグイン」
(または直接 /wp-admin/network/plugins.php を開く)
停止したいプラグインの「停止」をクリック
要注意:AIOSEOを停止したらGoogleの認証タグが消えた
ここが今回いちばんハマった落とし穴です。AIOSEOを停止した直後、Google Search Consoleの認証タグ(google-site-verification)が消えていました。

この認証タグをAIOSEOが出力していたのです。停止すれば当然、一緒に消えます。放置すると、Googleが再確認したときにサイトの所有権認証が外れる恐れがあります。

対処は、残した側(今回はYoast)に認証コードを入れ直すだけです。Yoast SEO → 設定 → サイト連携(ウェブマスターツール)の「Google」欄に、Search Consoleの認証コードを貼れば復活します。SEOプラグインを乗り換えるときは、認証・アクセス解析タグを旧プラグインが持っていないかを必ず確認してください。

停止後の確認
停止したら、もう一度ページのソースを確認します。先ほどの検証ツールで、

JSON-LD(schema)が 1つになっている
meta generator から旧プラグインの表記が消えている
認証タグ(google-site-verification)が戻っている
を確認できれば完了です。私の場合、schemaが2本から1本に戻り、二重出力が解消されました。

まとめ
SEOプラグインは1サイトに1つ。2つ入れるとschema・canonical・メタが二重に出て逆効果
見つけ方:ソースの meta generator、JSON-LDの数、canonicalの数を確認(2つ以上なら重複)
残す基準は「今動いている仕組み(サイトマップ・Search Console連携)を壊さない方」
マルチサイトではネットワーク管理画面から停止する
旧プラグインが持つ認証・解析タグの引き継ぎを忘れずに(停止で消える)
「SEOプラグインを増やせば強くなる」は誤解でした。むしろ1つに整理するのが正解です。同じように複数入れてしまっている方の参考になれば幸いです。

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